
第1回たねぷろじぇくと植樹祭(ワークショップ⑨苗木の植栽)(坂元小+塩田西小+セキスイハイム東北グループ+長野大)
2016年3月19日(土)11:45~16:45、20日(日)9:45~14:00
「第1回たねぷろじぇくと植樹祭(ワークショップ⑨苗木の植栽)」を坂元小学校および海岸防災林再生地(宮城県山元町)で開催しました。植樹祭の会場は、「みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動」の対象地(山元地区)です。
植樹祭には、坂元小から9名(小学生6名+保護者1名+教員2名)、塩田西小からは43名(幼児2名+小学生22名+保護者15名+教員4名)、長野大からは20名(里山再生学ゼミ&森の恵みクリエイター養成講座の学生18名+卒業生1名+教員1名)、セキスイハイム東北グループからは社員11名、積水化学工業からは社員1名の総勢84名が参加しました。
塩田西小の児童と長野大の学生が3年間かけて育てたコナラの苗木70本を2日間で植栽しました。苗木は、角型2リットルのペットボトルで作った植木鉢(1本型、2連結型、3連結型)を使って育てました。今回植栽した苗木の内訳は以下の通りです。
コナラ苗木(長野大で育てたもの): 33本
1本型:9本
2連結型:11本
3連結型:13本
コナラ苗木(塩田西小で育てたもの): 37本
2連結型:37本
今回植栽したコナラの種子は、3年前に深山山麓少年の森「菱沼の郷」(宮城県山元町)と白石城「益岡公園」(宮城県白石市)で採取したものです。
プレスリリース
2016年3月19日(土)11:45~16:45 ワークショップ⑨苗木の植栽(長野大)&前日準備
往路
- 4:00に上田を出発しました。まだ真っ暗。
- 学生達は眠そうです。
- 事故渋滞のため、郡山市から大熊町に出て、双葉町、浪江町と北上しました。
- 立ち入り禁止エリアのゲート
- 放射線量を表示するモニター(0.9マイクロシーベルト)
- 放射線量を表示するモニター(2.0マイクロシーベルト)
- サービスエリアの放射線量モニター
- 山元インターの出口
- 山元町の景観。震災から5年の月日が経ちましたが、海岸に近いエリアは、まだ更地です。荒涼とした風景が続いていました。
- 11:40に海岸防災林再生地に到着しました。
- 道具類の搬入。
ワークショップ⑨苗木の植栽&前日準備
長野大で3年間育てたコナラの苗木24本(ペットボトル植木鉢1本型:9本、2連結型:2本、3連結型:13本)を植栽しました。
- 今回植栽するコナラ74本。
- 今回の植樹祭で使う土壌改良材(人工土壌、バーミキュライト、パーライト、バーク堆肥)
- 植栽地の確認。苗木の植栽する穴が崩れてふさがらないように、塩ビ管を入れておきました。穴の深さは約100cmです。
- 苗木の植栽する穴の深さを測ります。深さは、約100cmです。
- 周りの山土を入れて、植栽穴の深さをそろえます。ペットボトル植木鉢の長さが、1本型か2連結型か3連結型かによって、穴の深さは違います。
- 塩ビ管を穴に戻して、周りの隙間に山土を入れます。
- しっかり詰めて土を入れます。塩ビ管の中には、土壌改良材を約20cmの厚さで入れます。
- ペットボトル植木鉢のナンバーテープが付いている上の部分をリング状にカッターで切ります。
- この苗木は「I3」(アイのさん)です。この個体番号は、植栽してからも、ずっと同じ番号です。
- いよいよ植栽。塩ビ管を抜いてから、地面からの深さを測り、土壌改良材の量を調整します。この時、苗木の根元が地面から10cmの高さになるようにします。これは、苗木の周辺の水はけを良くするためです。
- ペットボトル植木鉢をカッターで解体します。土が崩れないように植栽穴の中心に苗木を置きます。枝が茂って傾いている方向を南西方向にしました。北風と海風を受けても枝が少しでもダメージを受けないようにするためです。
- 土壌改良材(人工土壌、バーミキュライト、パーライト、バーク堆肥)を30:4:4:4の割合で配合しました。
- 配合が終わった土壌改良材
- 苗木の周りに土壌改良材を入れます。
- 苗木の周りにマウンド(高さ約10cm、直径約40cm)を作ります。
- 植栽活動の様子
- 翌日の植樹祭の準備。
- 塩ビ管を抜いたら、すぐに植栽できる段階まで事前に準備しました。
- 土壌改良材の土作り
- 「第1回たねぷろじぇくと植樹祭」を記念する横断幕を張りました。
- 救護所&風船飛ばし準備用のテントを設営しました。
- コナラ24本の植栽完了!翌日の植樹祭の準備完了!
2016年3月20日(日)9:45~14:00 ワークショップ⑨苗木の植栽(坂元小+塩田西小+セキスイハイム東北グループ+長野大)
塩田西小で3年間育てたコナラの苗木37本(2連結型)と長野大で3年間育てたコナラの苗木9本(2連結型)の合計46本を植栽しました。
会場入り
- 8:30に会場の坂元小に到着しました。
- 卒業式が前日に行われたそうです。
- 体育館
- 塩田西小のみなさんもバスで到着です。
開会式
- 受付
- 3年間の活動を振り返る動画を上映しました。
- なつかしい~!
- 植樹祭の記念プレートを記入しているセキスイハイム東北グループのみなさん
- 開会式
- 塩田西小のみなさんが、海岸防災林再生に寄せる思いを発表しました。
- 復興支援ソング「花は咲く」 をリコーダーで演奏しました。気持ちのこもった素晴らしい演奏でした。
- たねぷろじぇくとが目指す海岸防災林の再生について、まとめた絵本を参加者に配布しました。その絵本の説明をする学生。
- 今日一緒に活動するグループを作りました。同じ色のシールが名札に貼ってある人が同じグループ。
- グループで自己紹介
塩田西小のみなさんの復興支援ソング「花は咲く」の演奏
[Javascript required to view Flash movie, please turn it on and refresh this page]ワークショップ⑨苗木の植栽
- 植樹祭会場まではバスで移動しました。
- 植樹祭会場に到着。
- 植樹祭会場に、これまで子ども達が描いた絵(コナラの芽生え、将来の森の姿)の展示を行いました。
- 円陣を組んで気合を入れるぞ!
- 各グループに割り当てられた道具類。
- 自分達のグループが担当するエリアを探します。
- 植樹活動の様子
- 塩ビ管を抜きます。
- ペットボトル植木鉢をカッターで解体します。
- 土壌改良材を混ぜて作った土を運びます。
- 苗木の植栽方法を子ども達に教える学生
- 植栽穴の中の様子。
- 苗木を植栽穴の中心に入れます。
- しっかり手でおさえて、土が崩れないように。
- 隙間に土を入れます。
- 土をたっぷり入れました。
- 丁寧にマウンドを作りました。
- 水をたっぷり与えました。
- コナラの苗木を46本植栽しました。
記念撮影(各グループ)
昼休み
- 坂元小の校長先生から山元町産のイチゴの差し入れをいただきました。
- 甘くてとても美味しかったです。ありがとうございました。
- 子ども達が描いた絵の展覧会。
- 海を散策するツアーを行いました。防潮堤の上を歩いていますよ。
- 風船メッセージを付ける作業。
- お昼休みに、風船飛ばしの準備を行いました。
- 84個の風船をヘリウムガスで膨らましました。
- 今回飛ばす風船とメッセージカードは全て生分解性の素材を使いました。
- 昼休みに、終わっていなかったところの水やりをやりました。
- 記念プレートの杭の穴あけ。
- 第1回目の植樹祭を記念して記念プレートを立てました。
風船飛ばし
- 午後は、風船飛ばしを行いました。
- 自分のメッセージカードが付いた風船を一人一つずつ受け取ります。
- 自分達が植えた苗木が多く育って豊かな海岸防災林になってくれることを願って、風船にメッセージを付けて飛ばしました。
風船飛ばしの様子
[Javascript required to view Flash movie, please turn it on and refresh this page]記念撮影
- 参加者84名全員で記念撮影
- 塩田西小のみなさん
- 坂元小のみなさんと長野大の学生
- 坂元小のみなさん
記念撮影の様子
[Javascript required to view Flash movie, please turn it on and refresh this page]長野大4年生と坂元小の子ども達のお別れ
[Javascript required to view Flash movie, please turn it on and refresh this page] [Javascript required to view Flash movie, please turn it on and refresh this page]まとめ&片づけ
- 第1回たねぷろじぇくと植樹祭の記念プレート(表)
- 記念プレート(表)
- 植栽した苗木の様子。
- 植栽地の様子
- 塩ビ管は次回の植樹祭で使います。
- 余った土壌改良材はブルーシートで被せて保管。
- 今回使用した仮設トイレと水タンク
- 今回の植樹祭でゼミ活動を終了する4年生達。3年間の活動、お疲れ様でした。
- 記念すべき第1回目の植樹祭は、無事に終了しました。お疲れ様でした。
長野大4年生への感謝の気持ち・・・
[Javascript required to view Flash movie, please turn it on and refresh this page]今回の植樹祭は、被災地里山救済・地域性苗木生産ネットワーク(通称:たねぷろじぇくとネットワーク)、里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)、長野大学「森の恵みクリエイター養成講座」、AUN長野大学恵みの森再生プロジェクトの合同企画です。