
ワークショップ①種子の採取、②種子の蒔き出し(坂元小)
2013年11月16日(土)8:30~12:00
「たねぷろじぇくとワークショップ①種子の採取、②種子の蒔き出し」を坂元小学校および深山山麓少年の森「菱沼の郷」(宮城県山元町)で開催しました。ワークショップには、坂元小の1~3年生の児童10名と岩崎信教諭、長野大学「森の恵みクリエイター養成講座」の受講生16名が参加しました。また、山元町役場(山元町震災復興企画課・事業計画調整室・計画調整班)の職員2名と株式会社オオバ(総合建設コンサルテント)の社員3名にオブザーバーとしてご参加いただきました。深山山麓少年の森でコナラ・クヌギのドングリを拾い、ペットボトルの鉢に蒔き出しました。鉢は各自自宅に持ち帰り、水やりや芽生え観察をしながら苗木が大きく育つまで(2~3年間)育てます。
案内チラシ
【案内チラシ】たねぷろじぇくとWS①種子の採取、WS②種子の蒔き出し
プレスリリース
【プレスリリース】たねぷろじぇくとWS①種子の採取、WS②種子の蒔き出し
タイムテーブル
8:30 開会式(坂元小)
8:35 はじめに
8:45 アイスブレーキング
8:55 植木鉢づくり+土入れ
9:15 バス移動(坂元小→深山山麓少年の森)
9:45 タネ集め(深山山麓少年の森) →コナラのドングリをひろいます。
10:15 バス移動(深山山麓少年の森→坂元小)
10:45 タネまき(坂元小) →ドングリをペットボトルにまきます。
11:00 未来の森を描く(坂元小) →めざす未来の森の姿を描きます。
11:30 どんぐりクラフト →ドングリで簡単なクラフトを作ります。
11:45 まとめ、アンケート
12:00 閉会式(坂元小)」
「深山山麓少年の森」の下見
ワークショップの前に「深山山麓少年の森」に立ち寄って、今回採取するコナラのドングリが落ちているかどうか確認をしました。2013年10月6日「「深山山麓少年の森」のシードトラップ中の落下種子を確認」の下見の際には、コナラとミズナラの種子(ドングリ)を確認することができましたが、今回はほとんどドングリを見つけることができませんでした。昨年のコナラのドングリは豊作でしたが、どうやら今年は不作のようです。わずかに実ったドングリはおそらく動物(野ネズミや鳥)にあっという間に食べられてしまったのでしょう。
そこで、今回のワークショップでは、ドングリ以外の樹木の種子も集めることにしました。
- 6:30 「深山山麓少年の森」に到着
- 「深山山麓少年の森」のゲート
- 林に向かう学生達。朝早いので、まだ肌寒かったです。
- 落下しているコナラの種子(ドングリ)を探してみましたが、ほとんど見つかりませんでした。
ワークショップ①種子の採取
- 7:30 坂元小学校に到着
- 会場入り
- ワークショップの会場準備
- 受付が始まりました。
- 開会式
- まずはじめに、「たねぷろじぇくと」がめざす森づくりの話をしました。
- アイスブレーキング。同じ色のシールが貼っている人を探しましょう!その人たちが今日のグループです。
- 今日一緒に活動するグループのメンバーと自己紹介をしました。
- 自己紹介
- 次に、ペットボトルで植木鉢を作りました。
- ハサミでペットボトルの上の部分を切ります。
- 上手にペットボトルが切れました。
- キリでペットボトルの底の穴を空けます。この穴は水抜き用です。
- ハサミで切った部分にガムテープを貼ります。
- 綺麗に貼れましたか?
- ガムテープの部分に名前を書きます。
- 次は、教室の外に出て、ペットボトルに土を入れました。
- 土は3種類です。はじめに、白い土(パーラート)を入れます。
- その次に、黒い土(バーク肥料)を入れます。
- 最後に、茶色の土(人工土壌+バーミキュライト)を入れます。
- ペットボトルの土入れが終わった子ども達。大学生のお兄ちゃんと遊ぶ。
- バスに乗り込み、「深山山麓少年の森」へ種子の採取に向かいました。
- 出発!
- バスの中はにぎやか!遠足気分ですね。
- 「深山山麓少年の森」が見えてきました。いい天気に恵まれました。
- 「深山山麓少年の森」に到着
- さて、種子を拾うことができるでしょうか?
- ミヤマガマズミの果実です!縄文人はこの果実を食料やお酒の原料に使っていたそうです。
- ミヤマガマズミの果実を一人3個ずつ集めました。
- モミジの仲間のオオモミジの種子を見つけました。
- オオモミジの種子も一人3個ずつ集めてみました。
- オオモミジを採りました!
- よく探してみると、クヌギとコナラのドングリが落ちていました。
- クヌギの木の下
- コナラの木の下
- 最後にちょっとアスレチックで遊びました。
- 集合写真です!
- これで、タネ集めは終わり
- 学校に戻りました。
- 帰りのバス
- 坂本小学校に戻ってきました。
ワークショップ②種子の蒔き出し
- 「深山山麓少年の森」から戻ってきました。
- ここから、「ワークショップ②種子の蒔き出し」がスタートです。
- 種子を蒔く前に、拾ってきた種子をバケツの水に入れ、種子が沈むかどうかをチェックします。
- 水に浮いてしまった種子は中が虫に食べられてしまったり、未成熟のものです。水に沈んだ種子だけを蒔きます。
- 松ぼっくりは浮いちゃうんだね?
- ペットボトルの植木鉢に種子を蒔きました。
- みなさん、丁寧に蒔いてくれました。
- これでタネまきが完成しました!
- 最後に水をたっぷり与えます。
- 教室に戻り、一休み
- 次は、ドングリを使って簡単な工作をやってみましょう!ドングリでキーホルダーを作ります。
- 最初にドングリを選んでもらいました。ニスが塗ってあるものとないものです。
- 左がニスを塗ったドングリ、右は塗っていないドングリ。今回はクヌギのドングリを使いました。
- ドングリに、自分が描きたいことを描いてもらいました。絵でも、詩(ポエム)でも、文章でも、何でもいいですよ。
- どんぐりキーホルダーの出来上がり!
- 子ども達が描いた絵
- 次に、未来の森の姿を描いてもらいました。将来、どのような森になってもらいたいか、想像してみましょう!
- みなさん、絵が上手ですね。いろんな森の姿を描いてくれました。子ども達が描いてくれた絵は、今後の森づくりに役立てていきます。
- 閉会式
- 各自、自分のペットボトルを持ち帰って、大切に育ててもらいます。
- お世話になった坂元小学校の先生にお礼のご挨拶
- 無事に、ワークショップを終えることができました。ご参加いただいた方々に深くお礼を申し上げます。